DINGYUN ZHANG
サスティナビリティとイノベーションは どうやって有意義な対話を生み出すのだろう?

テクニカルファブリックと特大のシルエットは、若いディンギュン・ツァングのデザインに欠かせない要素です。サスティナビリティというアイデアを機能性、そして革新的な素材に結び付けたいというツァングの作品は、様々な文化とそこにあるそれぞれの戦いへの意識を喚起しています。カニエ・ウェストのブランドYeezyで靴へ愛情を育んだツァング。現在は作業服に大きな関心を寄せていると言います。





癒しのスタイル

ツァングのデザインへの情熱を駆動しているのは、サスティナブルな世界を創造したいという夢だと言います。ツァングは、贅沢よりも実用性を求め、素材を探求し、長期的な社会的変化、そして持続性のあるコンフォートを生み出したいと考えています。





ディンギュン・ツァングのインタビュー

君の靴の優先課題はサスティナビリティだっていうけど、デザイナーとしてどんな風に革新的でクリエイティブな方法でサスティナビリティを追求できるのかな?

贅沢品の素材の中で世界を汚染する一番悪いモノってレザーなんですよ。製品を作るにあたってデザイナーは責任感をもって取り組まなくちゃいけないと思う。動物性の素材の代替品を見つけることってサスティナビリティへの貢献の大きなカギを握るものだと思う。僕のコレクションでは確実な品質で長持ちするフェイクレザーを作るためにナイロンとネオプレンの接着技術を使っているんだ。

審査員のコメントをどう受け止めた?審査員が君のコンセプトにすごく感心した理由は何だと思う?

皆にとって一番快適な場所、布団からコンフォートの概念を取り上げたんだ。 足に布団を履くっていうコンセプトはシンプルだけど何も考えずに何かを履くより多様性が生まれる。 シンプルさとコンフォートを提供しながら、BIRKENSTOCKのデザインの根本から離れていない点が評価されたんだと思う。

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