ALEX WOLFE
芸術、それともファッション?

遊び心のあるデザインと機能性の間にある境界線に挑戦するロンドン南東生まれのデザイナー、ウルフは、既にvogue.comで取り上げられるほどファッション業界で注目を浴びているデザイナーです。





ロッテルダム・モト・ブーツ

モトクロスの分野にインスピレーションを見い出したウルフは、男らしさという概念に疑問を投げかけ、モノクロのブラックに、赤と青を基調としたカラフルなプリントを施し、流動的な時代の保護シールドともいえる現代的なグラディエータールックを完成させました。





アレックス・ウルフのインタビュー

あなたの作品は、「英国らしさ」っていうアイディアに焦点を置いていますよね。このアイディアをドイツのDNAを持つBIRKENSTOCKとどうやって融合させたのか教えてください。

BIRKENSTOCKって実用性を追求したアイコニックな靴だと思う。そんなベースはしっかりとあるから、そこからたっぷり楽しいことを盛り込んでいくチャンスだな、と思った。「英国らしさ」って、主観的で抽象的なモノなんだけど、僕は自分の周りの世界から影響を受ける人だから。ちょっとお茶目なアイロニーと若々しい男らしさを捉えたかったんだ。

ビルケンシュトックのアーカイブを研究していたとき最も印象に残ったのは何ですか?このブランドに驚かされることはありましたか?

1700年代後半まで遡るBIRKENSTOCKの長い歴史にはびっくりした。このブランドって本当に時代を超えて生き続けてきたんだな、って。フットベッドが足の異なる部分を支えるためにこんなに精密にエンジニアリングされていることにも驚いた。

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