BIRKENSTOCK製品は、何世代にもわたって「Naturgewolltes Gehen（自然な歩行）」というたゆまぬ信条から影響を受けてきました。BIRKENSTOCKといえば、その卓越した品質とより高いレベルの機能性で知られていますが、これは高品質の素材を使用し、ドイツの自社生産設備で製造を続けてきたため。きわめて高度な職人の技と手作業を組み合わせた近代的な生産技術こそが、BIRKENSTOCKの製品を特別なものにしています。

BIRKENSTOCKが100年以上かけて開発し続けてきた解剖学的な形のフットベッドは、BIRKENSTOCKが生産するすべてのサンダル、クロッグ、シューズの核心とよべるものです。フットベッドには、最上級の自然素材のみが使用されています。とても丈夫で耐久性に優れた植物性素材であるジュートの層と、2種類の大きさの粒に砕いたコルクを天然ラテックスミルクで固めた層からなるフットベッドに、中敷としてヨーロッパ産の皮革からとったレザーをあしらいました。BIRKENSTOCKのフットベッドを特徴づけているのは、BIRKENSTOCKならではの自然素材の組み合わせです。

BIRKENSTOCKらしく

BIRKENSTOCKのバックルは、筒状の金属からキュウリをスライスするように切り取られ、伸ばされ、強力なプレス機に入れられて、あのアイコニックな形に打ち抜かれます。自社で開発した木製のバリ取りドラムを通過したのちに、ピラミッド型の小さなセラミックストーンがついたベルト駆動の「バイブレーター」に移します。プレスとバリ取り工程終了後に残った油分は、ここでの振動と研磨の工程で除去します。バイブレータードラムに取り付けられた赤い「ほうき」は、仕上がった部品が滑り落ちないようスピードをゆるめ、セラミックストーンとバックルをきれいに分離してくれる、この機械にしかない特徴です。この小さくてシンプルな工夫がまさにカール・ビルケンシュトックの思想を表しています。

スケールアップしたクラフトマンシップ

乾燥、亜鉛メッキ貼り、塗装を経て、完成したバックルは梱包されます。1日あたり36万個ものバックルが梱包機へと送られていきます。ここでバックルを袋詰めし、最後の組み立てラインに出荷します。