ダンスにゆっくりと恋に落ちていったジーン
牧師の息子であるジーン・ビクターは、彼曰く "厳格な家庭 "で育ちました。小学校卒業後、両親は学校ではなく、ホームスクーリングを選んだとか。ある日、母親が彼をダンススクールに行かせることを決意。これが彼の人生を大きく変えることなど当時の彼女には想像もつかたかったのでは。
「最初はやる気なんて微塵もなかったよ。「リズム感もなかったし、全然だめ。とにかく踊ることなんてできなかった。母に無理やりやらされただけ。バレエから始めたのだけど、バレエってダンス、そして体の動き全般の基礎となるもの。今でもバレエは続けている。最初は縛られているような感じでもどかしかった。でも、テクニックや基本を理解したら、楽しめるようになってね。解き放されるような感じだった。大切なのは繰り返すこと、それから絶え間なく練習すること」。ジーン・ビクターはその言葉通り、過去9年間、年間約700時間、合計約7000時間の練習を積んできました。「僕は自分に厳しいんだ」と何気なく言います。