なくてはならない生活道具の一つになって、自分の生活を支えてくれているような感じがします。
Q. 初めてBIRKENSTOCKを履いたのは?
A. 二十歳の時に初めてニューヨークに行って、最初にしたかったのがBIRKENSTOCKのサンダルを買うことだったんですね。でもどこにも売っていなくて、電話帳を広げていたら、一軒だけ小さくBIRKENSTOCKのイラストレーションが載っている靴屋さんがあって、そこへ買いに行ったんです。なんてことない、普通の靴屋さんの片隅にBIRKENSTOCKが売っていて、やっと見つけたと思って買ったのがパープルのレザーのARIZONAでした。 僕が二十歳の時だから、もう今から40年前ですね。それからずっとBIRKENSTOCKを履き続けていて、いろいろなものを試したんですけど、やっぱり一番最初に買ったARIZONAの形がすごく好きで、ここ10年以上ぐらいはARIZONAばっかり買って、 一年に一回履き替える感じにしています。今履いているのも一年ぐらい履いているんですけど、そういうふうに自分の原体験に近いというか、BIRKENSTOCKがあって、BIRKENSTOCKで僕の何かが始まったような気がします。