可動式リテール、BIRKENSTOCK BOX(ビルケンシュトック ボックス)がベルリン、アンドレアス・ムルクディスで世界初公開
ドイツ屈指の建築事務所、Gonzalez Haase AAS(ゴンザレスハース)によりデザインされたビルケンシュトックの可動式リテールが、ベルリン・ファッションウィーク期間中の7月6日に81Posdamer Strasseに開設され、およそ300名のゲストが、夏の夜にイベントを楽しみました。
会場ではカクテルパーティが催され、Vogueのチーフエディター Christiane Arpをはじめ、Hannah Herzsprung, Justin O'Shea, Veronika Heilbrunner, Thomas Kretschmannなどの豪華なゲストが参加しました。 午後9時30分からは会場からすぐそばにあるGalerie JudinでAndreas Murkudis主催のディナーも催されました。
このBIRKENSTOCK BOX(ビルケンシュトック ボックス)は、7月7日の朝10時から7月22日までアンドレアス・ムルクディスにて一般公開されました。
"「良いデザインは、直感からうまれる」"
Andreas Murkudis
アンドレアス・ムルクディスのBIRKENSTOCK BOX(ビルケンシュトック ボックス)
アンドレアス・ムルクルディスのBIRKENSTOCK BOX(ビルケンシュトック ボックス)は、オリジナルのインテリアに加え、ビルケンシュトックの世界観を表現するために、様々なデザイナーやブランドのアパレル、アクセサリー、そしてライフスタイルアイテムも集約しました。この中には自身とのコラボレーションによってデザインされた限定モデルのビルケンシュトックシューズも含まれています。アンドレアス・ムルクルディスがデザインしたスタイルは「オールオーバーコンセプト」に基づいており黒一色と緑一色のスタイルを生み出しています。人気のクラッシックスタイル「アリゾナ」にはナッパレザーのライナーが手作業で施され、同色のメタルのアジャスターはマットな仕上がりになっています。
ボックスコンセプト
コンテナは、本来は移動する空間とされていますが、ビルケンシュトックボックスの概念においては、光の箱として扱われています。あるアングルから見ると光を反射しますが別のアングルから見ると中が透けて見えます。今回のデザインは、貨物用コンテナからヒントを得ています。垂直方向に波打つようにずれた表面には仕切りになるような切り込みを入れ、そこにガラスと天然木のパネルがはめ込まれ、自然光がコンテナ内に入るようになっています。自然光と人工的な照明の演出がGonzalez Haase AASのデザインの特徴でもあります。太陽の当たる位置で切り込みから差し込むインテリアスペースの印象も変わり、建物全体を明るくしてくれます。コンテナ内の店舗を展示できるよう、コンテナは部分的に開放することができ、空気の流れが感じられ、ニュートラルでバランスの取れた落ち着いた空間を作り出しています。